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屋根塗装は必要?不要?

屋根塗装は必要?不要?

外壁塗装とセットで勧められることの多い屋根塗装。外壁と比べると直接目にする機会が少なく「雨で汚れが落ちそうだし、お金かけてキレイにするべき?」とお考えでは無いでしょうか?
実は屋根塗装、見た目の美しさ以上に「老朽化箇所の補修」が目的なんです。

結論 : 屋根塗装によるメンテナンスが無いといずれ雨漏りします

外壁や屋根は常日頃から雨風または雹や雪、あるいは太陽より降り注がれる紫外線に当たっています。劣化原因となるこれらが住宅の内側にまで影響を及ぼさないようしっかりと食い止めることが屋根や外壁の役割です。しかし塗装が施されていない状態では役割をしっかりと担うことができず、住宅全体を傷めてしまいかねません。屋根や外壁の機能を最大限に引き出すためには塗装を行うことが求められます。特に屋根は雨風を直接受ける箇所であるため劣化が外壁より激しく、定期的な塗り替えが求められます。

屋根は雨を一身に受けるため、もしここにひびや割れが生じてしまうと雨水が住宅の内部へ浸入してしまいます。中へと入った雨水は柱や天井を腐らせ、悪化すると雨漏りも起こしかねません。雨漏りまで至ってしまうと住宅へのダメージが大きくなるだけでなく、部屋の中も濡れてしまいます。それを防ぐためにも塗装を施し、雨水が入ってしまうような隙間を作らないようにすることが重要です。

室内で雨漏りが感じられるレベルになると屋根材の取替は必ず必要に。更に進行すると屋根全体の葺き替えも考えられます。
そこまで大規模な修理を未然に防ぐのが屋根塗装です。
屋根塗装時に老朽化した箇所のみ補修する事により、長期的に見て一番低コストで建物を維持することができるのです。

 

なんで外壁塗装時に屋根塗装を勧められるケースが多いの?

これは塗装会社の都合というより、お客様の負担が一番少ないのが外壁塗装と同時期の工事だからです。
外壁塗装で必要となるのが「足場」、屋根塗装でも勿論足場が必要です。
もし外壁と屋根を別々の時期に工事すると足場費用もそれぞれかかります。しかし一緒に工事すれば足場費用は1回で済むだけでなく、職人さんの拘束時間も2回に分けるより短く済むので結果的に割安価格で工事が出来るのです。
上記の通り屋根は外壁以上に過酷な環境にさらされています。劣化も外壁以上に進んでいるケースがあります。
最終的に外壁と屋根をセットで塗装するかどうかはお客様の判断次第ですが、外壁塗装の見積り時に屋根も見てもらい、劣化の度合いを確かめる程度は行った方が良いと思います。

 

ベストな屋根塗装のタイミングとは?

仮に外壁塗装と屋根塗装を別々に行う場合、屋根はどのタイミングで塗り替えるべきでしょうか。一般に屋根はどういった素材で作られているかによって耐用年数が変化します。たとえば現在多くの家屋で使われているスレート屋根の耐用年数は約10年です。ストーレ屋根は見た目が良くさらに廉価であるため使用している住宅も多いですが、その代わり耐用年数はほかの素材と比べるといくらか短いです。スレートのほかにも銅板や板金などが屋根の素材として挙げられ、それぞれによって耐用年数が異なります。

耐用年数を超えると建材の耐久度は大きく落ちるため、それをタイミングとして塗り替えを行われる方が多いです。しかし耐用年数はあくまで目安であり、環境によってはそれより短い期間で劣化が進んでしまうこともあります。また劣化は耐用年数を過ぎた後に突如起こるのではなく、新品の状態から日々少しずつ進行しています。年々防水性や遮熱性などは落ちるため、万全の状態で屋根を活用したいのであれば耐用年数よりも短い期間で塗り替えを行うことをおすすめします。

塗り替えのタイミングは屋根の状態を見て判断することも可能です。たとえば屋根の上に苔が生えていたとしたらすぐに新しい塗装を施すことが求められます。湿気を好む苔の発生は屋根の防水性や撥水力が落ちていることを意味するからです。そのまま放置しておけば雨漏りが起こる、または建材が腐るといったトラブルが発生しかねません。また金属を屋根の素材として使用している場合、錆や腐食も塗り替えのサインとなります。

屋根塗装のタイミングを計るための手段はさまざまですが、最終的にはプロに判断を仰いだほうが良いでしょう。
さまざまな経験を積んできた職人なら屋根の状態を的確に把握できます。またプロは塗料に関しても豊富な知識を持っており、どれを使用すべきかを判断することが可能です。屋根の塗装に使う塗料はシリコンやセラミックシリコン、またはフッ素などあらゆる種類があります。たとえばシリコンはコストパフォーマンスに優れていますが、耐用年数はほかのものと比べるといささか落ちます。フッ素はシリコンよりは効果であるものの一度塗れば長く効果を発揮し、さらに耐熱性や耐候性も強いです。また塗料の中には断熱性能を持つものもあり、それを施せば省エネや節電にもつながるため施工の際に選ばれるお客様も少なくありません。お客様のご要望や住宅の環境などを加味しつつ、塗装のプロがあらゆる塗料をご用意いたします。